こんにちは
みにくい社長です。
プロの開発現場でどのようなPCを使っているのか、学生さんから質問されることがあります。会社によって様々なのですが、僕が今まで働いた会社では、一般的に売られている15万円~20万円ぐらいのPCでした。
今の会社で使っているPCの具体的なスペックで言うと、
DELLの家庭用PC
OS: Windows10
CPU: Intel i7-8700
グラフィックボード: GeForce GTX 1050 Ti
メモリ: 16GB
ストレージ: SSD250GB + HDD2TB
って感じです。特になんでもないですよね。
会社によっては、メモリを256GBも積んでいたり、グラフィックボードを2枚挿している、なんて話も聞きます。高クオリティのCGを制作している現場ではそういったこともあります。
忙しい現場だと、高スペックにした方が仕事がはかどるのでは?と言われることもあるのですが、僕はそう感じたことは無いです。最近はプログラムのビルドも非常に速いですし、待ち時間には別のことを考えることもできますしね。
そして何より大事なのが、一般向けの製品を作る現場では、一般の人の環境を想定しなければならないということです。あまりに良い環境で仕事をしていると、扱っているデータが膨大になったり、処理が高負荷になっていることに気付かなくなることがあります。
スマートフォンのアプリを開発する場合でも、皆が最新のスマートフォンを持っている訳ではないですし、最新でも安価な低スペックの機種を使っている方もいます。
なのでビルド時間が長いと感じたら、開発環境の改善ではなく、開発している製品に問題が無いかを見直すようにしています。
これはネットワーク環境にも言えることで、会社の通信環境が良すぎると、時にネットワーク負荷を無視して開発してしまうことがあります。
日本は非常に通信回線が整っている国なのですが、特に海外向けにリリースする場合は気を付けなければなりません。
エンジニアたるもの、機材よりも自身の腕を疑え、ですね。
では、またねー!