アヒルのある日

株式会社AHIRUの社員ブログです。毎週更新!社員が自由に思いついたことを書きます。

漫画の読ませ方

こんにちは、さみしいデザイナーです。

今日は漫画の紹介ではなく、漫画の「読ませ方」の話をしたいと思います。

今の時代、電子書籍や漫画アプリで漫画を読む人も多いのではないでしょうか。
テレビCMや動画広告でも流れることが多いので名前だけは知ってる!という漫画アプリも多いかと思います。

そんな漫画アプリで最近よくみられるのが縦読みのカラー漫画です。
「ピッコマ」や「LINEマンガ」など、大手アプリでたくさんのタイトルが連載されています。
スマホで読まれることを前提に作られていて、ページやコマ割りの概念がなくひたすら縦に長いという特徴を持っています。
普通の漫画に慣れていると初めは何だこれ?と思ってしまいますが、いくつか読んでいると縦読みの良さもわかってきました。

まず1つ目がコマ割りの制限がないということです。
縦長の画像を大きく見せ、読者にスクロールさせることでスピード感やインパクトを与えたり、コマとコマの空間を長くあけ、間を持たせたりすることでキャラの心情を表現したりすることもできます。
これは紙媒体の漫画ではなかなかできないことだなと思いました。
個人的には漫画を読んでいるというよりはアニメを見ている感覚に近いような気がしています。

2つ目は言語を選ばないというところです。
上から下に1コマずつ読み進めていく形になっていることで、セリフが縦書き・横書き、右から読むか・左から読むか、どれであっても違和感なく読むことができます。
どんな言語になってもスムーズに読むことができるのは、国を超えて楽しめるコンテンツにできるということなのですごいと思いました。

「ピッコマ」で読んでいる好きなタイトルがコミックスで出たので買ってみたのですが、

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ピッコマをインストール済みでしたらぜひ!

紙媒体の書籍になった時に、スマホで読んでいた時のおもしろさが感じられなくなってしまうな、と思ったのは残念なところでした。
ただ、元の形式で読みたければ電子版を買えばいい話ですし、そこはそんなに大きな問題でもないのかなとも思います。

電子版の普及によって新しい読ませ方が出てきたことで、今後どんな形態の漫画が主流になっていくのか楽しみです。