アヒルのある日

株式会社AHIRUの社員ブログです。毎週更新!社員が自由に思いついたことを書きます。

FANTASIAN

こんにちは、みにくい社長です。

ファイナルファンタジーを作った坂口さんの新作「FANTASIAN」が、とうとうリリースされました。 Apple Arcade専用タイトルなので、なかなかプレイする機会が無く忘れられてしまいそうですが、 とても面白かったのでお勧めします。 f:id:minikui_ahiru:20210511091751p:plain

今回の一番の売りはジオラマを撮影して制作されたという美しい背景だと思いますが、 そこは言われてみれば…という感じで、そこまで驚きではありませんでした。 独特で面白いですが。

ゲームシステムは、マップ探索をし、町の人の話を聞き、エンカウントして敵と戦う、古き良きJRPGと呼ばれるものです。 昔は大好きなJRPGでしたが、さすがに今やると、作業感が多くてなかなかのストレスです。 しかし、FANTASIANのすごさは、そのストレスを無くして良い形に昇華しているところにあります。

ディメンションシステム

最もストレスを感じるポイントは、マップ探索時にエンカウントしてしまうことで、目的を忘れてしまったりすることです。 面白いバトルシステムは戦闘が長くなりがちなのですが、戦闘が終わった後にマップに戻されると、 「あれ、なにしてたんだっけ?」と前の作業を思い出す必要があり、道を戻ってしまって「間違えた!」と思ったらまたエンカウント… というストレスを感じたことがある人は多いでしょう。

FANTASIANでは、このストレスを軽減するために、雑魚戦をストックするディメンションという機能があります。 一度戦ったことがある敵はストックすることができるので、その間はマップ探索に専念できます。

範囲攻撃の爽快感

f:id:minikui_ahiru:20210511091846p:plain バトルを面白くするシステムとして、範囲攻撃があります。 単体攻撃、貫通する直線攻撃、広範囲の円形攻撃などを使い分けて戦うのですが、魔法で貫通する曲線攻撃があるのも面白さの一つです。 それらをうまく使い分けると、複数の敵をまとめて倒すことができます。

先ほど説明したディメンションシステムでストックした敵は、30体までストックすると戦わなければいけなくなるのですが、 それがストレスどころか、まとめて倒す爽快感に繋がっているのが素晴らしいです。 ボスが雑魚を何度も召喚するのも、範囲攻撃の楽しさを上手く活かしていると思いました。

ゲームバランス

ボス戦は絶妙なバランスで作られていて、あと1ターンで負けていたかも…という局面が何度かありました。 ターン制だからこその高度なゲームバランスで、とても丁寧に作られている印象です。

演出の余白

これは個人的な好みになりますが、ファイナルファンタジーXをプレイしたとき、僕は受け入れられませんでした。 なぜかというと、ボイスが入ったことにより、特定のキャラクタに強い違和感を感じたからです。 それまでのファイナルファンタジーはなんというか、そっけないセリフや演出の中に、自分で感情を補完する余白があったような気がして、 それが多くの人の心を動かしたのではないかと思います。

今回のFANTASIANも、ボイスは無く、演出過多になっていなかったおかげで、多くのキャラクタに愛着を持つことができました。

まだ前半しかリリースされていないので、後半も楽しみです。 Apple Arcadeは1か月お試しもあるので、是非遊んでみてください。

では、またねー。