アヒルのある日

株式会社AHIRUの社員ブログです。毎週更新!社員が自由に思いついたことを書きます。

一人旅

こんにちは、みにくい社長です。

最近はなかなか海外旅行に行くことができませんが、以前は毎年どこかに旅に出ていました。

海外旅行の目的は観光地を見て回ることという人が多いと思いますが、僕の場合は、人と話すことが主な目的です。もちろん、スムーズにコミュニケーションが取れる訳ではないのですが、言葉が通じないからこそ、相手の感情を良く理解できるように思います。よって、いつも一人旅です。

ただ人と話すことが目的だとしても、それだけだと何をすれば良いか迷ってしまうし、目標が無いと頑張ることが難しかったりします。なので、何かを体験する、食べる、誰かと会うなど、何かしらの目標は立てています。

せっかくなので面白エピソードを紹介しましょう。

■トルコの良い人、悪い人

イスタンブールの街での目的は、鯖サンドというものを食べに行くことでした。

空港から出て、まずはバスで移動しようと思っていたら、急に知らないおじさんがバス停まで勝手に荷物を運ぼうとしてきました。空港の近くにはそういった迷惑な人が必ずいます。荷物を運んだからといって金銭を要求してきましたが、頼んでないので無視していました。椅子に座って待っていると、今度はコーヒーを運んできました。しつこく何かを言っているのですが、こちらは言葉がわからず。ひたすら腕時計を見せて「ベシ、ベシ」と言っていました。まあコーヒー代ぐらい払うか、と思ってお金を渡すとどこかへ行ってしまったのですが、その後に店員がコーヒー代を要求してきました…。日本人の想像を大きく超えてきますね。店員もグルだったわけです。ちなみに後で友人に聞いたところ、「ベシ」はトルコ語で5のことだそうです。

 そんな残念なスタートでしたが、目的は鯖サンドです。ガイドブックには名物と書いてあるので、すぐに見つかると思っていました。しかし、屋台を見て回っても、どこにも見当たらず。街の人に聞いてみると、「ああ、橋の下だよ」という雑な返答。不親切だなと思って別の人に聞いてみても、同じ返事が返ってきました。

なんだこの街は、ろくな人がいないなと思っていたら、大きな橋の下には10件以上ものお店が並んでいて、それが全部鯖サンドのお店だったのです。なるほど、橋には鯖を釣る小舟や、釣りをしている人がたくさんいました。

 

 次はカッパドキアに移動して、山に登ってみることにしました。海外で山登りをしたことはないのでやってみたかったのですが、さすがに迷ったら死ぬと思ったので、木が生えていない、周りが見渡せる山にしました。少し登ると小学生ぐらいの少年が現れて、「カム、カム」と言って手招きしてきました。付いていくと遺跡に続く洞穴があって、普通に歩いていたら発見できないような場所を見て回ることができました。今回は何かを要求されるわけでもなかったのですが、少し言葉を教えてもらって、お礼を渡しました。きっといつもその辺りで遊んでいて、暇つぶしに観光案内をしていたのだと思います。

 

 同じ国でもいろんな人がいて、この国の人はこうだとはっきり言えるわけではないんですよね。ガイドブックに書かれていることは平均的な解説のようで、偏見が多かったりするので気を付けてくださいね。

 

早くコロナウイルスが収束して、また旅に出られるといいなー。

 

では、またねー