こんにちは!ねむいデザイナーです。 気が付けば12月ですね。 私は先日中学生の時ぶりに熱を出し、無事インフルエンザに苦しめられておりました。 皆様も体調にはお気を付けくださいね。
さて突然ですが、皆様は「レオ・レオーニ」という人物をご存じでしょうか。

名前を知らない方も多いかとは思いますが、有名な絵本で小学校の教材にもなっている作品「スイミー」の作者というとご存じの方も多いかもしれません。 今回はそんなレオ・レオーニと、レオーニと交流が深かった人物たちの作品に触れることができる「レオ・レオーニと仲間たち」という展覧会に足を運んできましたので、そちらについてお話しようと思います。
この展覧会は、様々なものや人物の思想に大きく影響を受け、その思想を取り入れた作品を多く生み出してきたレオーニの生涯や考え方を知り、作品を通してその感性に触れることができる展示となっていました。
私が驚いたのはその作品の幅広さです。
レオーニは最初から絵本作家を目指していたわけではなく、広告のデザインや新聞の挿絵などを多く手がけた後に絵本作家として活動しており、「スイミー」の印象が強かった私はレオーニの「絵本ではない作品」にもとても感銘を受けました。
レオーニは共産主義的な思考を持つ彼の父の影響を多く受けており、彼の作品の中には風刺的な作品が多くみられました。
あの柔らかな絵本の印象とはまた違った「冷たさを感じるような作品」も多く、そのギャップに魅了されましたね。

また視覚効果を使った作品も多く生み出しており、彩度が高く明度が低い色使いを活かして視線誘導を促すような作品も多い印象でした。

そしてレオーニの作品の幅広さで衝撃的だったのは、絵を飛び出して銅彫刻にも取り組んでいた点です。
この作品たちは「平行植物」シリーズとよばれ、レオーニが生み出した架空の植物たちが作品として残されています。
この作品たちを見た時、私は息をのみました。
まるで別世界のような、でもどこか見覚えがあるような植物たちが、自分たちと同じ次元で存在しているのです。
とても不思議な感覚に襲われました。
また銅彫刻の両側には「昼の向日葵」「夜の向日葵」という二つの作品が並べられており、明るく鮮やかな黄色の印象とは真反対の、その不気味ながらも幻想的に描かれている向日葵たちに目を奪われました。
この展覧会ではレオーニだけではなく、レオーニと交流が深かった人物たちの作品も展示されています。
私が特に印象に残ったのは「ムナーリのフォーク」です。

フォークを人間の手にたとえ様々な表情を持たせたこの作品は、1958年にイタリアで刊行された絵本で、その作品を見た時、私はこの発想を思いつかなかった自分に悔しさを感じました。
会場内には実際のフォークでこの作品を再現したものも展示されており、その繊細な表情を見せるフォークにとても感動しました。
自分でも作ってみたくなりましたね。

まだまだ書き足りないのですが今回はこのあたりで。 皆さんもぜひレオ・レオーニや仲間たちの作品に触れてみてはいかがでしょうか。
今年は例年に比べて冷え込みが強まる予想のようですので、体調面にはお気をつけてよい年末年始をお過ごしください。