アヒルのある日

株式会社AHIRUの社員ブログです。毎週更新!社員が自由に思いついたことを書きます。

「Cloth Simulation」を試してみました。

こんにちは!ねむいデザイナーです。 今年度からデザイナーとして新卒で入社いたしました。 どうぞよろしくお願いいたします。

さて、ブログを書いた経験のない私は、無難にいつもスカルプト等で使用している「ZBrush」の気になった機能を紹介しようと思います。 その名も「Cloth Simulation」。 機能自体は2021年に追加されたようなのですが、私自身は使ったことがなく、気になっていたので試してみました。

どういうものなのかを簡単に説明すると、「難しい布表現をボタン一つで完成させちゃおう!!」という機能です。 ZBrush内に試すことができるモデルが入っていたので、そのモデルを使って実際にやってみましょう。

ZBrush内のモデル

まずは布になってほしいオブジェクトを選択します。 今回の場合は赤いチェック柄のオブジェクトですね。 選択できたら、ダイナミクス(Dynamics)>重力(Gravity)がオンになっていることを確認して、衝突体積(Collision Volume)のボタンを押します。

すると、表示されている他のオブジェクトの大きさを計算してくれます。 計算が終わったら、シミュレーションを実行(Run Simulation)ボタンを押してみましょう。 すると…

頭のモデルに布が覆いかぶさるような形になりましたね!!

スペースキーを押すとシミュレーションを停止してくれるので、自分の好きなタイミングで止めて遊んでみるのもよいかもしれません。 シミュレーションの最後のほうに停止すると、フードを脱いだ時のような形になります。 違和感のない形が出来上がっていて感動しました。

きれいな形ですね!

この結果を見て「これなら服のしわのスカルプトも大幅に時短できるのでは!?」と思った私は、簡易的な服を作成して試してみることにしました。 結果だけお伝えすると、うまくいきませんでした。 ローポリゴンで作成していたのでうまく表現できなかったのと、服にかかる重力の調節が難しいですね。 しかし、うまく使いこなせることができれば、モデリングの時間を大幅に短縮できそうです。

ということで今回はここまで。 最近寒暖差が大きくて体調を崩さないか心配です。 皆さんも体調にはお気をつけて。