アヒルのある日

株式会社AHIRUの社員ブログです。毎週更新!社員が自由に思いついたことを書きます。

メタバース

こんにちは!おもろいプログラマです。

今週は先週の宣言通りmocopi…が届かなかったので、別の話題で行きたいと思います。 (3月末到着予定なので、次回には…!)

今回はVRに関連する事として「メタバース」について復習も兼ね一旦調べつつ纏めてみようかと思います。 (専門家ではなく私見も含みますので、ご意見等ありましたらご一報頂けるとありがたいです)

そもそもメタバースとは?
  • 仮想空間に作られた世界であり、ユーザーはその中で様々な活動ができる
  • バーチャルオフィスやMMORPGなども含んだ広義のジャンル
  • 元々1992年に発売された小説内の仮想空間の名称であり、主にそれら仮想空間の総称として英語圏で使われていた言葉*1

という事で、メタバースは近年急に出てきた言葉という訳ではなく、そこそこ昔から存在した言葉だったようです。 近年話題に上がってくるようになった理由は2021年に「Facebook」がメタバース事業へ本格的に動き出し、社名をも「Meta(メタ)」とした所を発端に各企業がこぞってこの名称を使い出した形となります。

メタバースの市場規模
  • 世界市場は2021年に4兆2,640億円だったものが2030年には78兆8,705億円まで拡大すると予想されている*2
  • メディアやエンターテインメントだけではなく、教育、小売りなど様々な領域での活用が期待されている

広義のジャンルであるため「メタバース」と一言で言い表してもその内容は現状多岐にわたります。 夢のある話に見えますが、市場規模として拡大されるとしても実際は多数の企業の参画と様々な方向性の物が存在することによる拡大になるというのが見解です。

「メタバース」が最終的に目標としているのは「第二の世界」と言えるような汎用的な機能を持ったものであり、言い換えれば色々な企業が共通の仕組みを導入、アバターや通貨が共通および互換できるようなシステムが理想と言えます。

現在、様々な巨大企業が目指しているのはこの「共通の仕組み」を何処が主導するかという部分であり、ゲームで例えると「PS5」や「Switch」、「Steam」のような切り離しにくい上流部分を抑える戦いを行っています。

メタバースのメリット
  • 新たな顧客層を獲得できる
  • 移動コストなどの削減
メタバースのデメリット
  • 浸透に時間がかかる
  • スペックの高い機器が必要になる可能性がある
  • 個人情報の管理などセキュリティ対策が必須になる
  • 法整備が追いついていない中での実施となる

ここからは特に私見となるのですが、「メタバース」は現状メリットの少ない仕組みだと考えています。 特に現状だと導入や管理コストが膨大になってしまい、回収する事はかなり難しいという印象です。 限定的な機能のメタバースはともかく、多機能メタバースは一般に浸透させるのは本当に難しく、新規顧客層どころか既存の市場にさえ成り変わるのは難しいのではないでしょうか。 今後、先行している企業から技術革新や国レベルでの行動があれば何か変化があるかもしれませんが、自分としては暫く静観したいという考えです。

まとめ
  • メタバースはぽっと出の概念ではなく、以前からあった考えで最近盛り上がっている形
  • 市場規模がかなり拡大するであろうと言われている。
  • 現状、一般的には浸透しておらず、導入のメリットよりデメリットが多いことが課題

とはいえ、未来は誰にもわかりません。 未来でメタバースが覇権を握るとき、間違いなく現時点で動いている企業のいずれかが重要な位置取りについていることでしょう。 ただ、自分にはその未来は見えませんが…。数年後、このブログを見て笑うか泣くかが少し楽しみです。

では、またー。