こんにちは!いかついプログラマです。
今年も暑い夏がやってきましたね。 学生のみなさんは丁度夏休みを満喫されている頃かと思いますが、いかがお過ごしでしょうか。(社会人になると夏休みが一気に遠い存在になります…) 夏休みといえば虫取り、祭り、高校野球。etc...といろいろな楽しいことがありますが、「夏休みの宿題」なんていう憂鬱なこともありますよね。 宿題なんていう面倒ごとはさっさと片づけて目いっぱい夏を満喫したい!!! そんな夢をChatGPTは叶えてくれるのか検証してみたいと思います!
計算問題を解かせてみる
簡単な計算問題を解かせてみましょう。 分数の四則演算を行う問題を10問用意しました。(というかChatGPTに用意させました。)
早速chatGPTに解いてもらいましょう!
> を計算してください。
を計算します。
まず、掛け算を行います:
ふむふむ。
次に、足し算を行います:
その調子
分母を合わせるために、通分して計算します:
したがって、です。
ちょっと待てい!!
えー、なんということでしょう。 算数のテストでやってしまうミスTOP10には間違いなく入るであろう,「通分するときに分母にかけた数を分子にかけ忘れる」をあのChatGPTがやってしまっています。
(正しくは)
正直なところ、これくらいの計算は難なくこなしてくれるとタカを括って、「それっぽい間違いをしてください」というプロンプトを入力したときに上のような間違い方をしてくれることを期待して記事を書き始めたのですが…
さて、気を取り直して残りの9問もChatGPTに解いてもらったところ、全問正解が得られました。1問目に躓いた通分もしっかりとクリアしています。
よって、ChatGPTの正答率は
9問正解/10問(90%)
となりました。
予想とは違い、本物の小学生が挑戦したような正答率(と誤答の仕方)になりました。
ChatGPT出現以前の夏休みの宿題攻略最速チャートといえば、解答丸写し+適度にそれっぽい間違いをして偽装工作が基本でしたが(ダメですよ!!!)、これからはChatGPTの答えを丸写しするだけで偽装工作まで完璧にこなしてくれる時代なのかもしれません…
これを読んだ良い子の皆さんは、決してマネすることのないようにお願いします!(ChatGPTに問題を解かせることに興味が湧いたのなら、自由研究にはちょうどいいかもしれません) それではまた!
おまけ
ChatGPTが誤答した問題について、聞き方(プロンプト)を変えて試してみましたが、やはり通分のところで間違えるようでした。 仕方ないので、人間様が正答に導いてあげます。
> を計算してください。
を計算します。
まず、分母を合わせて足し算を行います:
分母を合わせるために、通分して計算します:
したがって、 です。
お、この部分だけだとできるのね。
> その通りです。では、 はどうなるでしょうか
の計算を再度行います。
まず、掛け算を行います:
次に、足し算を行います:
分母を合わせるために、通分して計算します:
したがって、です。
やればできるじゃん!!!
ChatGPTの成長に、塾講師のアルバイトをしていた学生時代の夏のことをほんの少し思い出すのでした。
fin.